アスティーダが3季ぶりに4―0のストレート勝ちを収め、「貴重な4点」(張一博監督)を手に入れた。柱である吉村真晴と張本智和を、世界選手権アジア大陸予選会出場で欠く中、チームが掲げた「4―0で勝つぞ」という目標を有言実行した。
第1マッチダブルスで好スタートを切ると、第2マッチシングルスの濵田一輝が前回1―3で敗れていた相手に完勝。「前の試合の反省を生かし、しっかり練習を重ねてきた。それが発揮でき、納得のプレーが少しはできた」と胸を張った。
第3マッチシングルスも勝利し、勝ち点3以上を確定して臨んだ第4マッチシングルス。ダブルスにも出場した吉村和弘がコートに立った。「相性の悪い相手」だったというが、最終5ゲームまでもつれる展開に。第5ゲームはジュースとなり、14―12で逃げ切った。試合後のインタビューでは「気持ち、ただそれだけ」とやり切った様子だった。
張監督は「みんな一丸となり、勝利を信じた結果になった」と奮闘をたたえた。次戦は沖縄アリーナでホーム最終戦を迎える。濵田は「ファイナルに向けて一層頑張る」と意気込んだ。
(金良孝矢)
卓球ノジマTリーグの琉球アスティーダは7日、宮城県の仙台市宮城野体育館でTT彩たまと対戦し、4―0でストレート勝ちした。第1マッチダブルスは吉村和弘・有延大夢が2―0で勝利。第2マッチシングルスの濵田一輝、第3マッチシングルスの木造勇人がいずれも3―0のストレート勝ちで勝利を決めた。第4マッチシングルスの吉村和弘は3―2で粘り勝ちした。4マッチ完勝で勝ち点4を手にし、通算成績は9勝7敗の勝ち点34で、1位を維持した。次戦は2月11日午後3時半から沖縄市の沖縄アリーナで岡山リベッツと対戦する。