新春ことほぐ琉球古典音楽の音色 野村流合同大演奏会、4年ぶり開催 沖縄・北谷


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「かぎやで風節」を歌う新春野村流合同大演奏会の参加者=8日、北谷町のAgreドーム北谷

 琉球古典音楽の野村流4団体でつくる野村流合同協議会(宮城勝秀会長)は8日、第16回新春野村流合同大演奏会を北谷町のAgreドーム北谷で開催した。合同大演奏会は、2019年以来4年ぶりの開催。

 演奏会は琉球古典音楽野村流音楽協会、同野村流伝統音楽協会、同野村流保存会、同野村流松村統絃会と、琉球箏曲興陽会、琉球箏曲保存会の計6団体が主催した。

 「琉球古典音楽」人間国宝の中村一雄さんなど、伝統芸能を愛する840人が参加し「かぎやで風」などの斉唱や舞踊、独唱などを心一つに歌い、新春をことほいだ。

 宮城会長は、昨秋は世界のウチナーンチュ大会や美ら島おきなわ文化祭2022などが開催され、芸能関係者にとって多忙だったことに触れた。その上で「準備が大変だったが、会が終わり、笑顔で帰っていく人々の姿が見られて良かった」と振り返った。
 (藤村謙吾)