高校生ビジネスプラン・グランプリ 北農「18(いえ)パン」 審査員特別賞 伊江島産食材を活用


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第10回高校生ビジネスプラン・グランプリ最終審査会で審査員特別賞に選ばれた北部農林高校のチーム「ムジっ娘」=8日、東京都(提供)

 【名護】第10回高校生ビジネスプラン・グランプリ(日本政策金融公庫主催)が8日、東京大学で開催され、北部農林高校の生徒らが考案した伊江島産食材やビールの麦芽カスを活用した「18(いえ)パン」のプランが、審査員特別賞に選ばれた。

 食品科学科2年の大田清音さん、石川香奈さん、照屋光梨さん、前田琉理(るり)さん、石川美葉(うるは)さんの5人チーム「ムジっ娘」が取り組んだ。

 昨年12月、全国4944プランの中からトップ10に選ばれ、グランプリを目指して年末年始は発表の準備をしてきた。

ムジっ娘が開発した「18パン」

 発表では、プラン考案の背景には後継者不足などで廃業した伊江島のパン工場の事業を引き継ぎたいとの思いがあったことや、18パンの栄養成分、販売方法などを説明した。審査員の質問にも答えた。

 大田さんは「グランプリは逃したが、地域の工場の後継者不足問題や18パンについて、多くの人に伝えることができて良かった」と話した。 (長嶺晃太朗)