島に広がる黄色のじゅうたん 沖縄・伊江島で菜の花が見頃


この記事を書いた人 Avatar photo 瀬底 正志郎
城山(ぐすくやま)を背景に黄色のじゅうたんが広がる菜の花(マーナ)畑=9日、伊江村東江前

 【伊江】沖縄県伊江村内の砂地や農耕地などで冬に咲く菜の花(伊江島方言名・マーナ)が村の至る場所で見頃を迎え、村民や観光客の目を楽しませている。村東江前の野球場近くの畑では“黄色のじゅうたん”が一面に広がり、ポカポカ陽気に誘われミツバチやチョウが活発に動き回っていた。

 新芽は食用として使われる。独特の辛みがあり、あえ物やチャンプルーとして家庭料理や居酒屋メニューに並ぶ。伊江港内にある物産センターでは村生活研究会がマーナを練り込んだサーターアンダギーを販売し、この時期限定の土産品として注目を集めている。

 沖縄本島地方と先島諸島は10日、午前中は高気圧のへりにあたって曇ったものの午後には晴れ、県内各地で最高気温が20度を上回った。今週末まで晴れ間が続く予報。最高気温と最低気温はともに高い日が多く、平年よりかなり高い日もある見込み。