サッカー、19チームが沖縄に集結へ 3年ぶりに有観客でキャンプ実施 1月~2月に県内各地


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キックオフイベントで県内サッカーキャンプをPRする(右から)沖縄SVの髙原直泰CEOと尾形貴弘さん、小波津正光さん=10日、豊見城市のイーアス沖縄豊崎

 サッカーのJ1など19チームが1月から2月の間、県内各地でキャンプを行う。コロナ禍で2年連続無観客だったが、3年ぶりに有観客で実施する。県出身の徳元悠平(那覇西高―城西国際大出)が所属するFC東京が9日にキャンプインしたのを皮切りに、知念哲矢(石田中―長崎総合科学大付高―近畿大出)がプレーする浦和レッズ、田口泰士(小禄中―流通経大柏高出)がけん引するジェフユナイテッド千葉などがチーム強化に汗を流す。

 キャンプ誘致に取り組んだ県関係者らが10日、豊見城市のイーアス沖縄豊崎でキックオフイベントを開いて会見し、日程などの概要を発表した。会見には沖縄SVの髙原直泰CEOや県サッカー協会の玉城吉貴会長、徳元次人豊見城市長らが出席し、概要などを説明した。

 強豪の川崎フロンターレや元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタが所属するヴィッセル神戸などJリーグ16チームと、WEリーグの三菱重工浦和レッズレディースなど女子サッカーの3チームが温暖な気候の沖縄をキャンプ地に選んだ。計19チームのうち、女子なでしこリーグの1チームは日程などが正式に決まり次第、発表する。期間中、非公開も含め約30試合の練習試合も予定されている。

 玉城会長は「今年は各チームとも3年ぶりの練習公開となる。多くの県出身Jリーガーも参加する。子どもたちは選手のトップレベルの練習方法や立ち居振る舞いを間近で見学し、沖縄から日本代表選手が育つことを期待する」とあいさつした。注目選手に徳元とイニエスタの名を挙げた。イベント第2部ではトークショーが開かれ、お笑いトリオ「パンサー」でサッカー好きの尾形貴弘さんが登場した。集まった観客を前に自身のギャグ「サンキュー」とともに沖縄バージョンで「にふぇーでーびる」を披露し、会場を盛り上げ、県内キャンプをPRした。

 各クラブのキャンプ地や日程などの詳細はネットで「沖縄サッカーキャンプ」と検索すると閲覧できる。
 (照屋大哲)