県出身のFC東京・徳元、J1適合へ闘志を燃やす 国頭キャンプ一番乗り 沖縄 サッカー


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今季からJ1のFC東京に加入し、仲間と汗を流す徳元悠平(左から2人目)=10日、かいぎんフィールド国頭(大城三太撮影)

 サッカーJ1のFC東京がJチーム勢のトップを切って9日から、国頭村のかいぎんフィールド国頭でキャンプを始動させた。初日はランニングや軽めのメニューで体をほぐした。10日午前は歓迎セレモニーの後、ボールに触れながら体に負荷のかかる動きを取り入れたサーキットトレーニングで汗を流した。FC東京は昨季リーグ6位。アルベル・プッチ・オルトネダ監督は選手たちに具体的な動きを指示しながら、パス回しの様子を見守った。

 チームには今季から糸満市出身のDF徳元悠平(那覇西高―城西国際大出)が加入した。目標としていたJ1の舞台に挑む。昨季はJ2ファジアーノ岡山で42試合中31試合に出場した。J1参入プレーオフにも先発出場した。チームの印象について「プレスのスピードが速く、ボールを止める蹴るの基本動作がうまい。一日でも早くチームにフィットできるようにしたい。対人の強さを発揮して攻撃に絡みたい」と意気込んだ。

 宜野湾市出身のGK野澤大志ブランドンは期限付き移籍からチームに復帰した。昨季はJ2いわてグルージャ盛岡で42試合中22試合に出場。リーグ6位のセーブ数で奮起するもチームはJ3降格となった。20歳ながら重圧と戦いながらの1年だった。「いわてで経験したことを忘れることなくプレーしていきたい」と成長を誓った。
 (大城三太)