7人制ラグビー日本代表がキャンプ 名護市が初受け入れ


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 【名護】7人制ラグビー男子日本代表選手17人が9日から名護市でキャンプを開始した。10日に市関係者などが歓迎セレモニーを開いた。市が21世紀の森サッカー・ラグビー場を改修して機能強化したことを受けて、名護市で初めてキャンプを実施する。1月下旬のワールドシリーズ・ハミルトン大会(ニュージーランド)に向けて選手が練習に励んでいる。14日まで。

キャンプインした7人制ラグビー日本代表選手たちを歓迎する名護市関係者ら=10日、名護市21世紀の森公園のサッカー・ラグビー場

 名護市はスポーツのキャンプやイベントなどの誘致を目指し、サッカー・ラグビー場の改修を進めている。試合などができるエリアを2面に増設し、シャワーや会議室を備えた管理塔を新設する。1面分と管理塔が昨年11月に供用開始となって、今回初めてキャンプで使用した。日本代表の沖縄合宿は例年、読谷村で行われているが、名護市でも受け入れが可能となった。

 10日の歓迎セレモニーで、渡具知武豊市長は「日本代表や社会人チームのキャンプ地として提供できることを目指している。整備されたコートで万全に調整し、ワールドシリーズで活躍してほしい」とあいさつした。

 キャプテンの林大成(30)は「芝が整備されて動きやすく、気候も試合が控えるニュージーランドに近くてちょうどいい。11月の五輪アジア予選にピークを持っていくよう調整したい」と語った。
 (岩切美穂)