ザトウクジラが見えた!新春の海でホエールウォッチング 「たっくわり」であいさつも 沖縄・座間味


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
座間味島の南の海域を泳ぐザトウクジラ=6日、座間味村沖(宮村幸文さん撮影)
約20頭の群れが確認されたシワハイルカ

 【座間味】座間味島の南の海域で6日、ザトウクジラが確認され、ホエールウォッチングツアーが行われた。12月27日からツアー受け付けは始まっていたが、例年に比べてクジラの発見が遅く、この日が初めての出航となった。約20人の国内外からの観光客が参加した。

 午前のツアーではゆったりとした親子クジラの泳ぎを見ることができ、約20頭のシワハイルカの群れも確認された。初クジラを祝うように現れたイルカたちに、ツアー客からは歓声が上がった。

 午後は4~5頭のクジラが確認され、クジラから船に近づいてくる行動「たっくわり」が見られた。座間味ホエールウォッチング協会スタッフは、座間味村独自のルールを守り、クジラにストレスを与えない優しいツアーに取り組んできた成果だと話す。

 同協会会長の大城晃さんは「これからクジラが増えてくると思うので、クジラと共に座間味の海をお客さんと楽しみたい」と今シーズンへの期待を膨らませた。ツアー参加の受け付けは3月31日まで。
 (山本和通信員)