グアム訪問する玉城デニー知事へ「戦争回避のため連携し国連へ」ガマフヤーの具志堅さんら要請 沖縄


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グアムへ訪問する玉城デニー知事に対する要請文を発表する(右から)沖縄戦戦没者遺骨収集ボランティア「ガマフヤー」の具志堅隆松代表、琉球民族独立総合研究学会の親川志奈子共同代表と友知政樹共同代表=13日、県庁

 玉城デニー沖縄県知事が15日から在沖海兵隊4千人が移転する米領グアムなどを訪問することを受け、沖縄戦戦没者遺骨収集ボランティア「ガマフヤー」の具志堅隆松代表と琉球民族独立総合研究学会は13日、グアムの先住民チャモロ人から意見を聞くよう県に要請した。いわゆる「台湾有事」が起きた際には広大な基地を有する沖縄もグアムも戦場になる可能性が高いとして、玉城知事に対して、グアム知事と連携して戦争回避のための国連要請を実施するよう求めた。

 13日に県庁記者クラブで記者会見した具志堅代表は「日米に『沖縄を戦場にしないでくれ』と言っても、まず聞き入られない。日米両政府に要請するよりも国連を通じた国際社会へ訴えるべきだ」と話した。玉城知事は15~19日の日程で、パラオ共和国とグアムを訪れる。

(梅田正覚)