FC琉球、昇格へ決意 合言葉は「ONE OKINAWA」


社会
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J2昇格を誓い、駆け付けたサポーターと心を一つにしたFC琉球の選手たち=13日、那覇市泉崎の琉球新報ホール

 今季J3で戦うサッカーのFC琉球は13日、沖縄県那覇市泉崎の琉球新報ホールで2023シーズン新体制発表会を開いた。クラブ創設20周年の節目を迎え、「ONE OKINAWA」を合言葉に新たな船出となる。チームは1年でJ2への昇格をサポーターらに誓った。

 県出身の高安孝幸ら新加入選手13人、FC琉球U―18から昇格した津覇実樹を合わせた14人がチームに新たな風を吹き込む。

 清武功暉は「昨季はチームとして、前半戦と後半戦でサッカーの方向性が全く違った形になってしまった。チームの共通理解がないままシーズンが進んでしまった」と振り返り、「一人一人が責任を持ちながらやらないといけない」と覚悟を示した。「選手はだいぶ入れ替わったが、若くて勢いがある。伸び伸びやる所としっかり引き締める部分のめりはりをつければ、いいチームになる」と力を込めた。

 クラブを運営する琉球フットボールクラブの倉林啓士郎社長が「ONE OKINAWA」をスローガンに掲げ、成長や勝利、変革を目指していくことを説明した。クラブの歴史を振り返る動画も流され、チームとして新たな覚悟で進んでいく決意を示した。

 倉貫一毅監督、強化部の竹原稔スポーツダイレクターらが「J3優勝、J2昇格」を固く誓った。

 新加入選手の自己紹介もあり、寄せられた質問にユーモアを交えて回答するなどして、会場のサポーターらとの距離を縮めた。

 20周年のロゴマークや新ユニホームも披露し、リーグ開幕に向け、会場一体となって高揚感を漂わせた。

(大城三太)