想定は「沖縄に震度6、津波10m超」 陸自と行政機関、通信会社から防災図上訓練に約580人


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南部合同庁舎に設置された災害対策本部=12日、那覇市の南部合同庁舎

 県と陸上自衛隊第15旅団は12日、大規模地震と津波の発生を想定した共同防災訓練「美ら島レスキュー2022」の図上訓練を、県庁や那覇市の南部合同庁舎などで実施した。訓練には各行政機関のほか、消防や医療機関、民間の通信会社など約580人が参加し、災害時における各機関の連携などを確認した。

 訓練は沖縄本島南東沖を震源とする震度6強の地震が発生し、10メートル以上の津波が本島などに到達したという想定で実施された。南部合同庁舎に設置された災害対策本部では、参加者らが被害状況の情報収集や負傷者の搬送調整などの対応に当たった。県庁では災害対策本部会議が2回開かれ、各部長らが被害状況や対応方針などについて報告した。 (武井悠)