天に向かう3m以上の長い花 数十年に一度、アガベ・アテナータが咲く 沖縄市


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
十数年越しに開花したアガベ・アテナータを前に笑顔を見せる区民ら=沖縄市の泡瀬第三自治会(提供)

 【沖縄】数十年に一度しか咲かない珍しい花と言われているアガベ・アテナータが、沖縄市の泡瀬第三自治会で開花し、区民を楽しませている。高さ3メートル以上にもなる花芽が空高く伸び、白くて細い花が咲いている。

 アガベ・アテナータはメキシコ原産で、開花に長い年月を要するリュウゼツランの仲間。

 仲眞紀子会長によると、2003年の公民館完成以降、区民が広場に苗を植えたというが、これまで開花したことはなかった。昨年12月に花芽が伸びていることに気付き、白い花を確認した。仲眞会長は「珍しい花が咲いて、いい年になりそうだ。どんな形になるのか想像を巡らせている」と笑顔で話した。
 (石井恵理菜)