琉球新報社 
平成14・15年生成人祝い大闘牛大会（古堅闘牛組合主催、琉球新報社共催）が15日、うるま市の石川多目的ドームで開かれた。無敗牛同士の対戦に注目が集まったシーの1番は、黒獣王が伊良皆圧送阿紋努愛に4分36秒で勝利した。
シーの1番は、8連勝無敗の黒獣王に対して、2連勝無敗の新鋭牛、伊良皆圧送阿紋努愛が挑んだ。どちらに勝利の女神がほほ笑むか期待して、闘牛ファンなど大勢の観衆が集まった。
最初に伊良皆圧送阿紋努愛が入場、その後に黒獣王の登場となった。両牛ともに意気揚々と鋭い角を合わせた。黒獣王が角の先端を使って伊良皆圧送阿紋努愛の顔面に鋭く割り技を連発すると、伊良皆圧送阿紋努愛が嫌がり後退した。
そこをチャンスとばかりに一気に攻勢を仕掛けた。伊良皆圧送阿紋努愛が敗走し、黒獣王に軍配が上がった。これで黒獣王は9連勝無敗と勝利をさらに積み重ねた。
そのほか、連勝牛同士の対戦となった封切り戦では、葵冠が炎鵬との10分超の激戦を制し、4連勝となった。
（平川康宏通信員）
【優勝】黒獣王
【敢闘賞】戦闘ちび大将王
【ゆかり賞】武玄大力
【殊勲賞】葵冠
