「お魚レシピ伝道師」講習第2日の10月1日、待ちに待った調理実習が那覇市の沖縄電力かえるピアで行われた。実習で作るレシピは6品で、もちろんいずれも県産の魚介類を使ったものだ。イカスミジューシーや、ミーバイの味噌汁などの馴染みのあるものから、マグロのソテーを赤ワインとクワァン草花甘酢漬けのソースで味付けしたものまで、和洋折衷織り交ぜたメニューだ。18人が5つのグループに分かれて、実習を行った。(紙面は毎月第4木曜日掲載、ウェブ版は毎週木曜日更新)
まずは、国際中医薬膳師の新里英子先生が、食材の効能や扱い方を詳しく説明しながらデモンストレーション。「クコの実の戻し汁も身体に良いのでそのまま飲んだりしている」など、実生活に基づいた調理方法を紹介しつつ、テキパキとした手つきで調理を進めていく。参加者も各自で写真を撮ったり、配られたレシピにメモを取ったりしている。
その後は班ごとに分かれて調理開始。ああでもない、こうでもないと話しながら料理を完成させていく。
実習で作ったレシピの中で、気の巡りを良くし、便秘に効果のある「モズクの寒天寄せ 大葉とクコの実入り」を紹介する。
材料(パウンド型)
棒寒天(白) 3/4本
カツオだし汁 300cc
醤油 大さじ3
みりん 120cc
砂糖 大さじ1と1/2
黒酢 120cc
モズク 150g
マグロ 150g
クコの実 30g(水に浸ける)
シソの葉 10枚
※実習では1/3の量でワイングラスに入れて作っています
1・棒寒天をちぎって水に浸しておく
2・塩抜きしたモズクを1cmくらいに切る
3・マグロを1cm角に切り湯引きする
4・鍋にだし汁を入れ沸騰したら、絞った棒寒天を入れてよく溶かし調味料を加え、混ぜて火を止める
5・4にモズクとマグロ、クコの実と、細かくちぎったシソの葉を混ぜ入れる
6・容器に流し入れて、粗熱が取れたら冷蔵庫で冷やし固める