沖縄初、壁ありミニコートで2on2 笑顔で楽しくフットサル 豊見城


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真新しいコートで2on2ゲームを楽しむ参加者=12月18日、豊見城市渡橋名のフットサルティーダイン沖縄(提供)

 【豊見城】フットサルの国際基準を満たす人口芝コート3面を有する施設の「フットサルティーダイン沖縄」(豊見城市渡橋名、大原久志代表)にこのほど、沖縄初となる壁ありのミニコートが完成した。12月18日、ミニコートで小学生を対象とした2対2のストリートサッカー大会「2on2ゲーム」(日本ストリートサッカー協会主催)が県内で初めて開催された。

 ミニコートは横5メートル、縦8メートルの大きさで、両端に設置したゴールは幅1メートル、奥行き50センチ。ボールがコートの外に出ないように周囲を壁で囲んだ。ゲームが途中で中断されないことが特徴だ。

 大会には、小学生の4チーム8人(1チーム2人)が参加した。今大会では、ボールをゴールに入れて加点するほかに、相手の股にボールを通す股抜き(panna)でも加点でき、ストリートサッカー独特のルールも取り入れた。

 日本ストリートサッカー協会公認インストラクターで、沖縄ストリートサッカーコミュニティ「KOKUSAI STREET」を主宰する新里尚史(NAO)さんは「鮮やかなドリブルテクニックや股抜きを決める子もいた。笑顔で楽しそうにプレーする姿が印象的だった」と評価し「ミニコートは細かいドリブルやテクニックの練習にもなり、試合に限らず子どもたちがボール遊びをするのにも最適なコートだ。勝ち負けのゲームだけではなく、遊び心のある楽しいサッカーが浸透できるよう、2on2の大会を定期的に開催したい」と話した。
 (中川廣江通信員)