フリースクール「よみたん自然学校」が認定NPOに選定 読谷村長に報告


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県の認定NPO法人に認定された「よみたん自然学校」の小倉宏樹代表理事(左から2人目)と石嶺伝実村長(中央)ら=11日、読谷村役場

 【読谷】自然を通した体験活動が特色のフリースクールなどを運営する沖縄県読谷村高志保の「よみたん自然学校」はこのほど、県の認定NPO法人に選定された。11日、同校の関係者らが読谷村役場を訪れ、石嶺伝実村長に報告した。

 認定NPO法人とは、運営組織と事業活動が適正で、公益の増進に一定の要件を満たすことで都道府県知事に認定された特定非営利活動法人。

 認定制度はNPO法人の活動を支援することが狙いで、寄付者は寄付金控除を受けられるなど、寄付に税制上の優遇措置を施す。

 報告を受けた石嶺村長は「きっちりとしたNPO法人だと、子どもを預ける保護者も安心だ。今の教育は多様化しており、義務教育とは別の受け皿として頑張ってほしい」と述べた。

 よみたん自然学校の小倉宏樹代表理事は「デジタル分野が発達し、激動する現代社会には答えが分からない課題が多くある。子どもたちには、自分で取り組み、提案し、挑戦することを教えたい」と抱負を語った。

 今後、同校の特色を生かした教育を全県に広めるため、教育に携わる人材の育成などにも力を入れる方針で「活動に賛同いただける人には資金面での応援もしてほしい」と呼びかけた。

(名嘉一心)