在沖米海兵隊の移転先「キャンプ・ブラズ」、グアムで26日に発足・命名式典


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防衛省(資料写真)

 【東京】防衛省の青木健至報道官は20日、在沖米海兵隊約4千人の移転先として建設が進む米領グアムのキャンプ・ブラズで、26日に発足・命名式典が開催されると発表した。

 防衛省によると、現在キャンプ・シュワブ(名護市など)に駐留する第4海兵連隊はグアム移転後、海兵沿岸連隊(MLR)に改編される。2024年以降に沖縄からの部隊移転が始まる見通し。

 キャンプ・ブラズは2020年10月に発足していたが、新型コロナウイルスの影響で式典が延期されていた。式典は海兵隊が主催し、日本政府から木村次郎防衛政務官、吉川ゆうみ外務政務官が出席する。青木報道官は「可能な限り早期にグアム移転が完了するよう米側と協力して取り組んでいく」と述べた。

 在沖米海兵隊について沖縄に約1万人を残して約9千人を国外へ、うち約4千人をグアムへ移すことで日米両政府が合意している。日本側が28億ドルを負担することになっている。

(明真南斗)