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活況呈す文教のまち 西原町のまちづくり基本理念<けいざい風水>


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 2022年沖縄県内基準地価が発表されました。私の職場がある西原町は商業地として県内トップの地価伸び率となり、住宅地で2位、工業地でも3位の伸び率となりました。

 西原町は沖縄本島中部に位置し、東に海、西に山(運玉森)があり、大型ショッピングセンターや沖縄都市モノレールてだこ浦西駅にもアクセスが良く、豊かな自然と利便性を兼ね備えています。また、県内唯一の国立大学である琉球大学を始め、沖縄キリスト教学院大学もあり「文教のまち」としても知られています。

 町内人口も増加傾向にあり、近年活気を増す西原町は、まちづくりの基本的な方向性を示す計画として「西原町都市計画マスタープラン」を策定しています。その中で「中心核、居住環境、文教、観光・レクリエーション、産業が相互に連携する機能的で活力のあるまち」「思いやりのあるまち」「町民、事業者、行政等が協働で築くまち」を基本理念に掲げ、将来的な都市像として「多様な交流を育み、笑顔かがやく、バランスと取れた文教のまち西原」を目指しています。

 町内人口も2030年には3万7千人を目標としています(22年10月末現在3万5713人)。「協働で進めるまちづくり」を方策として掲げて、町民、行政、事業者が連携してまちづくりに取り組んでいます。

 那覇広域都市計画区域として、西原町は5地区で市街化区域編入を予定しています。今後も様々なまちづくりの取り組みにより、西原町のさらなる発展が期待されます。

(沖縄銀行西原支店支店長 仲里篤)