女子ハンド、テラス逆転許す 大阪に23-26 パスミス連発しリズム崩す 第14戦


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ザ・テラスホテルズー大阪ラヴィッツ 攻めに転じるザ・テラスホテルズの藤岡美希=22日、大阪の玉手山学園総合体育館(大阪ラヴィッツ提供)

 日本ハンドボールリーグ(JHL)女子のザ・テラスホテルズは22日、大阪の玉手山学園総合体育館で今季第14戦目を行い、大阪ラヴィッツに23―26で敗れた。前半は序盤からリードする展開だったが追い上げられて14―13で折り返した。後半は出だしから連続で失点し、主導権を握られた。攻め手を欠く形で得点が伸びず、最後はリードされたまま逃げ切られた。通算成績は2勝12敗の勝ち点4。

 次戦は28日午後1時半から、名護市の21世紀の森体育館で三重バイオレットアイリスと対戦する。

 大阪戦を負けられない試合と位置付けていただけに、痛い敗戦となった。藤岡美希の2得点を含む3連続得点で出だしは文句なしだった。しかし、パスミスが重なり、徐々にリズムを崩し、前半23分過ぎには10―10の同点に追い付かれた。上地涼奈が5得点を積み上げたが、次第に攻め手を欠いて攻撃がワンパターン化。守備を崩せず、手詰まり感が漂った。

 前半終了間際に2分間の退場者を出したことも大きく響いた。後半序盤も一人欠いたことで4連続失点を喫し、逆転を許した。攻撃に停滞感が見られ、パスの連係も乱れた。

 GK桑原美紗季のファインセーブがあり、リズムを取り戻すきっかけにしたかったが、カウンター攻撃の好機もゴールに嫌われ、最後まで本来の得点力は影を潜めたままだった。チームとして攻め方の引き出しを増やし、守備に風穴を開ける連係プレーの再構築が3勝目を挙げるために不可欠となる。
 (大城三太)


▽女子

大阪ラヴィッツ(5)
 26―23(13―14,13―9)
ザ・テラスホテルズ(4)