琉球新報社 
【うるま】旧正月大闘牛大会（主催・石川闘牛組合、共催・琉球新報社）が22日、うるま市石川多目的ドームで開かれた。注目のシーの一番は「令和の怪物」と呼ばれる無敗のドルを、大ベテラン牛の誠月龍が破る大金星の一戦となった。昨年から驚異の復活劇を見せる誠月龍に、会場からたくさんの拍手が送られた。
取り組み開始から、ドルが得意の奇襲攻撃で誠月龍に強烈な腹取り攻撃を見せ、土手際に押し込んだ。しかし、誠月龍は柔軟さを生かした切り返しで応戦し、会場を沸かせた。
元々足の持病を抱えるドルは痛みからか、片足を引きずる状態で組み合う様子を見せるものの、誠月龍の攻撃を前に耐えきれず敗走。4分33秒で勝負が決まった。誠月龍は2日の新春闘牛大会に続き、2連勝となった。
また、シーの2番戦は、戦歴豊富なニブラが4連勝無敗のハヤブサを得意の速攻で圧倒。粘るハヤブサを7分2秒で下し、会場を沸かせた。
各賞は次の通り。
【優勝】誠月龍
【敢闘賞】ニブラ
【ゆかり賞】剛毅
【殊勲賞】しんちゃん
（平川康宏通信員）
