最強寒波と強風、沖縄で航空便や船便が欠航 きょうも一部欠航、増える可能性も(1月25日朝) 


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湯気が立ち上る足湯で暖まる女性たち=24日午後7時16分ごろ、北谷町美浜(小川昌宏撮影)

 今季最強寒波の影響で強風が吹いた24日、沖縄県内の航空便や船便も欠航するなどの影響が出た。

 琉球エアーコミューター(RAC)は使用するプロペラ機が強風の影響を受けるため、与那国と多良間を発着する12便の運航を取りやめた。日本トランスオーシャン航空(JTA)は、県外路線を中心に9便が欠航。24日のダイヤの乱れに伴い、25日も3便の欠航が決まった。さらに増える可能性もあるという。日本航空(JAL)は那覇と沖永良部、奄美を結ぶ3便が欠航した。全日本空輸(ANA)は県外線を中心に4便が欠航するなどした。

 また、沖縄旅客船協会によると、高波の影響で県内離島間と鹿児島を結ぶ132便が運航を中止した。25日の運航は早朝に判断するという。

 県内各地で今季最低の気温となる中、北谷町美浜の温泉施設「Terme VILLA ちゅらーゆ」の足湯で暖を取りに来る県民の姿もあった。ちゅらーゆを訪れていた女性(19)は、沖縄市からのドライブ中に立ち寄ったという。湯気が立ち上る湯に「ちょっと熱いくらい」と素足を浸していた。大阪から北谷町のデポアイランドを訪れていた観光客の女性(22)は、友人と写真撮影をするも強風で苦戦中。「台風かと思うくらい風がやばい。春と夏の服しか持ってきていないから同じ服を着ている」と話していた。

(金良孝矢、小川昌宏)