沖縄県、インフル警報を継続 前週比1.2倍 10歳未満が6割 


この記事を書いた人 Avatar photo 仲井間 郁江
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 沖縄県は26日、季節性インフルエンザの定点報告第3週(16~22日)が38・77人となり、基準値30を超える流行警報が継続していると発表した。第2週(9~15日)の33.23人より、約1.2倍増加している。

 第3週の報告数は2171人。年代別では5~9歳が800人と最多で、続いて1~4歳が492人などとなるなど、10歳未満が全体の約6割を占めている。県は新型コロナウイルスとの同時流行が続いているとして、手洗いやマスク着用などの感染対策を呼び掛けた。

 定点当たりの保健所別患者報告数は中部が55.28人と最多だった。その他は北部39.00人、那覇市34.83人、南部30.64人、八重山26.67人、宮古13.50人で、本島地域は流行警報の基準値を超えている。

 県内では幼稚園の休校が1カ所、中学校の学年閉鎖が1カ所、小学校以上の学級閉鎖が32カ所あるという。学級・学年閉鎖の地域別では北部5カ所、中部17カ所、南部9カ所、那覇市2カ所、八重山1カ所だった。学校保健安全法ではインフルの出席停止期間を「発症した後5日を経過し、かつ、解熱後2日を経過するまで」としている。

 インフルエンザの型別感染者はA型が95.6%、B型が0.1%だった。

(嘉陽拓也)