県と沖縄国税事務所(谷口裕之所長)は2日、那覇市のANAクラウンプラザホテル沖縄ハーバービューで2015年度の泡盛鑑評会表彰式を開いた。表彰式では県内の39酒造場の古酒66点から、良質な古酒を製造した15酒造場に沖縄国税事務所長賞、さらにその中から県知事賞に5酒造場を選出し、代表者と製造責任者に賞状を贈った。
受賞者を代表して崎山酒造廠の崎山和章社長は「泡盛業界を取り巻く環境は、他種類の進出などで厳しい状況が続いている。泡盛業界が一丸となって品質向上に努め、地域性づくりや味の魅力を発信し、中国などアジアへの開拓を目指し積極的に取り組んでいく」と決意を示した。
泡盛鑑評会の受賞銘柄と酒造場は次の通り。
▽県知事賞 蔵出しまさひろ(まさひろ酒造)、瑞泉古酒(瑞泉酒造)、古酒龍(金武酒造)、松藤7年古酒(崎山酒造廠)、残波2002(比嘉酒造)
▽沖縄国税事務所長賞 古酒忠孝(忠孝酒造)、春雨(宮里酒造所)、久遠(多良川)、うでぃさんの酒(宮の華)、おもと(高嶺酒造所)、玉友甕仕込秘蔵古酒(石川酒造場)、久米島の久米仙ブラック5年古酒(久米島の久米仙)、萬座(恩納酒造所)、千年の響 かめ壷貯蔵七年古酒(今帰仁酒造)、古酒琉球(新里酒造)