島しょ部への侵攻を想定 自衛隊がきょうから統合訓練を実施 沖縄含む全国各地で


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 【東京】防衛省・自衛隊は27日から2月3日まで、県内を含む全国の自衛隊施設で2022年度自衛隊統合演習を実施する。26日に発表した。島しょ部への侵攻を念頭にグレーゾーンから武力攻撃事態に至るまで一連の状況を想定し、各部隊の機動展開やその後の対処などを検証する。県内の離島を含む大半の部隊が参加する。

 県外の部隊を南西諸島に展開させることを想定しているとみられる。自衛隊統合演習は図上で行う指揮所演習と実働演習を交互に実施しており、本年度は8回目の指揮所演習に当たる。米軍は参加しない。グレーゾーン段階では国民保護も検討対象となる。山崎幸二統合幕僚長は26日の記者会見で「自衛隊として各種事態への対応能力を向上させる貴重な機会だ」と説明した。
 (明真南斗)