中村理事長らの解任案を否決 猫保護団体のケルビムが臨時総会


社会
この記事を書いた人 Avatar photo 山城 祐樹

 【宜野湾】経営悪化で事業継続が危ぶまれている県内最大の猫保護団体「NPO動物たちを守る会ケルビム」(宜野湾市)は27日、臨時総会を開いた。中村吏佐理事長を含む理事3人の解任と新理事の選任が議案に上がったが、どちらも反対多数で否決(賛成12人、反対23人)された。

 総会で一部会員から、運営側に対し「運営改善を複数回求めたにもかかわらず状況が変わらなかった」「給与未払いの上、今後について明確な説明もなかった」などの意見が上がった。

 中村理事長は、未払いに関しては自身の不動産売却で2月末までに完済を予定しているとした。

 一方、一部会員によると、昨年3月までは採決権がある会員が20人だったが、今月に20人増員しており、決議が有効なのか、県NPOプラザへの確認を行う予定という。
 (新垣若菜)