やんばるの魅力を発信 総勢48組の作家が出展 アートフェスティバル開幕 4月9日まで


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作品を解説する染織家の石垣昭子さん=13日、大宜味村の旧塩屋小学校

 【大宜味】やんばるアートフェスティバル(主催・同実行委員会、共催・大宜味村、島ぜんぶでおーきな祭)が14日、大宜味村の旧塩屋小学校をメーン会場に開幕した。エキシビション部門に30組、クラフト部門に18組の作家が出展し、本島北部の各会場に作品が並んだ。4月9日まで開かれる。

 やんばる国立公園の指定を受けて始まったアートイベントで、本年度が6回目。やんばるの魅力を発信することを目指している。

 13日には内覧会が開かれ、県内外のアーティストが作品を解説した。塩屋湾沿いに建つ旧塩屋小学校の体育館では、染織家・石垣昭子さんが舞台の幕や衣服を展示した。やんばる酒造(大宜味村)の倉庫に大型壁画を描いた伊藤彩さん、許芝瑜(シュチユ)さんは「すべては海から生まれ、山で育ち海に帰るというイメージで、自分なりの神話を表現した」と説明した。

 会場はほかに大宜味村の六田原展望台、国頭村のオクマプライベートビーチ&リゾート、名護市のオリエンタルホテル沖縄リゾート&スパなど。入場無料。詳細は「やんばるアートフェスティバル」ホームページ。
 (増田健太)