尖閣海洋調査船が帰港 ドローン撮影や水質調査を実施 石垣市長「安全にできた」


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尖閣諸島(資料写真)

 尖閣諸島周辺海域での調査を終えた船が30日、石垣島に帰港した。昨年1月の初調査に続き同行した中山義隆市長が取材に応じ「事故もなく、安全に調査できた」と話した。

 市によると、調査は環境保全や海域の活用に向けた研究が目的。尖閣を行政区域に含む市が東海大に委託した。29日夕に出発し、30日に魚釣島の外観をドローンで撮影したほか、海域の水質を調べるなどしたという。

 第11管区海上保安本部(那覇)によると、調査船などの動きに合わせ、中国海警局の船4隻が30日未明から相次いで尖閣周辺の領海に侵入した。中山氏は「海保の巡視船にしっかりガードしてもらい、危険は感じなかった」と述べた。
(共同通信)