「教育DX推進室」を新設へ 沖縄県教委 ICTを活用した学習活動の推進


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沖縄県庁

 県教育委員会は24日、ICT(情報通信技術)を活用した学習活動の推進を目的に、来年度から「教育DX推進室」を新設する方針を発表した。昨年4月に発足した「沖縄教育DX推進プロジェクトチーム」を、一つの推進室として県立学校教育課内に設置する。

 教育DX(デジタルトランスフォーメーション)は、デジタル技術の活用による教育現場などの変革を意味する。現行のプロジェクトチームは、複数の課にメンバーを配置して業務に当たってきた。

 新設する推進室には小・中・高校それぞれの担当を配置し、ICTを活用した学習活動や必要な知識・技能の指導充実を推進したい考え。職員は義務教育課と県立学校教育課の二つの課で構成する。定数は今後変わる可能性はあるが、5人程度を想定している。

 半嶺満県教育長は「GIGAスクール構想も進み、教員や子どもたちも情報活用能力を身に付けることが求められている。小中高一貫した取り組みを進めたい」と述べた。組織改編は2月後半の教育委員会会議を経て、正式に決定する。
 (吉田早希)