那覇港、第2バース利用を開始 世界最大級のクルーズ寄港も可能に 22万トン級に対応 沖縄


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那覇港の第2クルーズバースのイメージ図(那覇港管理組合提供)

 那覇港管理組合議会(島尻忠明議長)2月定例会の一般質問が1日、開かれた。玉城デニー知事は、国や那覇港管理組合などで事業を進めている第2クルーズバースについて1日から供用開始したと明らかにした。山川典二那覇市議への答弁。那覇港管理組合によると、現時点で第2バースを利用する最初のクルーズ船は、5月の接岸を予定している。

 第2バースは世界最大規模の22万トン級のクルーズ船の受け入れが可能な施設として、昨年春の供用開始を目指していた。しかし新型コロナウイルスの影響で、外国航路に就航する船舶に対する、国のガイドラインが示されなかったことから、供用開始を2度延期していた。

 那覇港管理組合は今後、クルーズターミナルビルの建設に向けて国と調整を進める。ターミナルビルの完成までは暫定使用とし、1日程度の短時間の停泊を想定している。
 (武井悠、伊佐尚記)