12月景気、回復判断を維持 個人消費持ち直し おきぎん経研


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 おきぎん経済研究所(東川平信雄社長)は1月30日、2022年12月の県内景況を発表した。個人消費や観光で回復しつつあり、県内景況は「新型コロナウイルス感染症の影響が和らぐ下で回復しつつある」と2カ月連続で判断を維持した。

 【個人消費】スーパー売上高は全店ベースで7カ月連続で前年を上回った。天候要因で冬物衣料が好調だった。

 新車販売台数は供給制限の改善やレンタカーの増加によって4カ月連続で前年を上回った。一方、中古車は市場の供給減による価格高騰もあって15カ月連続で前年割れだった。

 【建設】公共工事請負金額は2カ月連続で前年を下回った。独立行政法人は昨年道路工事が実施された反動で前年同月比98・7%減だった。

 【観光】訪日外国人の入域観光客数は台湾や香港路線に加え、韓国路線も運航再開となり、3万2800人だった。今後も各路線の再開や増便が予想され、緩やかな回復が見込まれる。

 シティーホテル、リゾートホテルの客室単価と宿泊収入はそれぞれ13カ月連増で前年を超えている。
 (小波津智也)