北前船寄港地フォーラム第2部では、日本トランスオーシャン航空(JTA)の野口望社長、沖縄ツーリスト(OTS)の東良和会長、全日本空輸(ANA)の矢澤潤子取締役が「地域資源を活かした各地域・世界との観光と交流振興について」というテーマでそれぞれスピーチした。
野口氏は、沖縄の魅力は美しい海やパワースポットなどの自然だと主張。空手などのスポーツや琉球料理も合わせて沖縄の魅力を発信し、「その他の地域と交流を深めることが重要だ」と強調した。
東氏は「コロナ禍の3年間で50億円の営業赤字が出たが、過去6カ月で4億円の黒字を計上した」とコロナ禍からの回復を語った。観光業でもロジスティック(物流)が重要だとして、OTSが手掛ける地域主導型のプラットフォームを紹介した。
矢澤氏は、提携会社も含めANAの那覇路線は現在、1日26路線に151便が就航していると説明し、「沖縄は羽田空港に次ぐ第2の就航地だ」と話した。
(與那覇智早)