沖縄の倒産、1月は2件 負債総額は1.2億円 東商リサーチ


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 東京商工リサーチ沖縄支店は1日、1月の沖縄県内企業整理倒産(負債総額1千万円以上)の状況を発表した。倒産は前年同月比2件減の2件で負債総額は同95・5%減の1億2800万円だった。

 倒産したのは生コンクリート圧送業のマルケイ圧送(や浦添市)と梅干し小売のハッピーエイト倶楽部(石垣市)の2社。いずれもコロナ禍の影響で業績が悪化し、コロナ関連倒産は今月を含め累計で37件となった。

 同支店は「コロナ関連の融資を受けても、業績が回復せず倒産する企業も出ている。観光客は増えているものの、物価高によって企業は資金繰りの厳しさが増しており、今後も企業の休廃業・解散や倒産の動きに注意が必要だ」と分析した。

(小波津智也)