【名護】名護市にある県指定有形文化財「屋部の久護家」で5日、名護市消防本部や市消防団による火災制御訓練が実施された。市民の文化財保護や防災意識を高めることが目的。
木造赤瓦葺(ぶ)き平屋の主屋は1906年に建築され、沖縄戦での焼失を免れた。訓練では庭先で火災が発生したことを想定。消防団屋部分団員11人が放水するなどし、消火作業の手順を確認した。
岸本宗明分団長は「少し緊張したが普段の訓練通りできたと思う。火災はいつ起こるか分からないので日々レベルアップしていきたい」と話した。 (長嶺晃太朗)