東恩納闘牛組合結成60周年記念大闘牛大会(主催・東恩納闘牛組合、共催・琉球新報社)が5日、うるま市の市営多目的ドームで開かれた。掛け技を得意とするカキヤー同士の対決で注目を集めたシーの1番は、勢頭カキヤーが粘る全勝工業カキヤーの攻撃をはねのけ、10分超で勝利した。これで勢頭カキヤーは負けなしの4連勝となった。
対戦開始の数分後に、勢頭カキヤーが掛け技から得意の腹取り攻撃で勝負を決めたかに見えた。粘りを信条とする全勝工業カキヤーが体勢を整えてから、2度の腹取りにもギブアップせず闘志満々に挑んだ。
しかし3度目の腹取り攻撃を受け、全勝工業カキヤーが戦意を見せることなく、敗走した。10分48秒で勢頭カキヤーに軍配が上がった。
シーの10番は、封切スペシャルマッチで、ちょこっとパンダ☆角金と令和富士が激突した。約11カ月ぶりに登場するちょこっとパンダ☆角金には、長い間のブランクで闘争心を失っていないか心配する声もあったが、21分47秒でちょこっとパンダ☆角金に凱歌(がいか)が揚がり、殊勲賞を獲得した。
結果は次の通り。
【優勝】勢頭カキヤー
【ゆかり賞】徳心王
【敢闘賞】馬天白冠
【殊勲賞】ちょこっとパンダ☆角金
(平川康宏通信員)