沖縄県民1人あたりに使われる税金は?…年58万円、教育費が最高、民生費が続く 23年度当初予算案


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 県の2023年度一般会計当初予算案の歳出総額(8613億9500万円)を県人口146万9382人(1月1日現在)で割ると、県民1人当たりで年間58万6220円の税金が使われることになる。

 目的別では「教育費」が最も高い11万8670円だった。次いで社会保障関連の「民生費」が8万8670円。3番目は商工業の振興関連の「商工費」で6万6540円だった。いずれも22年度当初予算と金額の順位は変わらないが、商工費は国の旅行需要喚起策「GoToおきなわキャンペーン」の予算減などを受け、22年度比で約1万6千円減となった。

 公共工事関連の「土木費」は5万5050円、医療や公衆衛生に関わる「衛生費」は5万1550円だった。国や銀行などからの借入金返済に充てる「公債費」は4万4510円となった。