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沖縄県エステティック・スパ協同組合(識名由美代表理事)は8日、沖縄に関する歴史や文化の知識を備え、その魅力を発信できる人材を認証する「TSP(ティーダ・スマイル・パーソン)」資格の授賞式を、那覇市のホテルコレクティブで開催した。第1段階のスタンダードに13人、さらに技術を磨いたアドバンスに6人の計19人が資格を取り、合格証を受け取った。
TSP資格の認証制度は2011年から始まった。観光客や地元の利用者らに沖縄の魅力を発信し、県内のセラピストの社会的地位の向上などを通して沖縄の発展に貢献することを目的としている。スタンダードの取得は今回で合計80人となり、アドバンスの資格を取れば沖縄独自で開発した施術「琉球てぃんなでぃ」を習得することもできる。
識名代表理事は、25年前後の開業を目指す北部テーマパーク事業によってさらに沖縄に注目が集まると指摘し「これをチャンスに、琉球てぃんなでぃを世に広げていきたい」と抱負を語り、資格を取得したセラピストの活躍を期待した。
岡田友悟・同組合顧問や安里繁信シンバホールディングス会長によるスペシャルトークも行われ、美容や健康といったウェルネス産業を沖縄から成長・発展させる必要性を説いた。
(小波津智也)