「全員がキーマンになる」キングス、天皇杯直前の練習を公開 15日に横浜BC戦


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連係などを確認する琉球ゴールデンキングスの選手=8日、沖縄市の沖縄アリーナ

 プロバスケットボールBリーグ1部の琉球ゴールデンキングスは8日、沖縄市の沖縄アリーナで15日に開催される天皇杯セミファイナルに向けた練習を報道陣に公開した。同会場サブアリーナでゲーム形式の練習を行い、対戦相手への対策などを確認。直近の試合の映像を見ながら課題をチームで共有した。

 キングスは昨季リーグ1部で準優勝だったため、天皇杯は準決勝からの登場。対戦相手の横浜BCは日本代表の若き司令塔、河村勇輝を擁する。今季の直接対決では1勝1敗となっており、キングスの今村佳太は「すごく勢いのあるチーム」と警戒。「我慢比べの試合をし、相手のやりたいことをやらせないことが大事」と力を込める。

 現在、レギュラーシーズン4連勝と好調なキングス。桶谷大HCは「すごい上り調子なので、11、12日の三遠戦も勝ってしっかり勢いをつけて天皇杯を迎えたい」と語る。注目の河村への対応については「キングスは選手層の厚さが売りで、いろいろな選手で止めにいけるのが一番いいところ。全員がキーマンになる」と展望する。

 一発勝負だが、ホームで戦えるアドバンテージもある。主将の田代直希は「ファンの皆さんに熱が入るようなバスケをして、ファンの声援を最大限、力に変えていきたい」と意気込みを示した。

(屋嘉部長将)