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シュート成功率がなかなか上がらなくても、持ち味の堅守から勝機を見いだした。桶谷大ヘッドコーチは「いつも入る訳ではない。オフェンスが駄目でも粘り強くできている。こういうバスケットを忘れずに戦い続けられたらと思える内容だった」と、連勝を支えるチーム力を評価した。
第2クオーター(Q)半ばまで、3点弾が1本にとどまるなど攻撃がかみ合わない。後半にかけても調子が上がらなかった。3点弾の成功率は22.7%と振るわず。強みのインサイドでファウルを誘っても、フリースロー成功率は53.8%と思うように得点が伸びなかった。
ただその分を守りで補った。ガード陣がしつこくマークを続け、リーグを代表する三遠のシューターを自由にさせなかった。3点弾は2本しか許さず。成功率8.7%に封じ込めた。
昨季まで三遠でプレーした松脇圭志も13分出場し、厳しい守備で古巣相手に奮闘した。「焦らず我慢して流れを渡さなかったのが勝因だったと思う」と懐かしいコートで勝利を喜んだ。
次は15日に天皇杯準決勝が待ち受ける。6連勝の勢いに乗って、ホームの声援を背に初の決勝進出を狙いにいく。
(謝花史哲)
プロバスケットボールBリーグ1部西地区3位の琉球ゴールデンキングスは12日、静岡県の浜松アリーナで三遠ネオフェニックス(中地区4位)と今季第38戦を行い、73―63で勝利した。6連勝で通算成績は29勝9敗とし、西地区2位に浮上した。
2点ビハインドで入った第2クオーターに堅い守備で11失点にとどめて逆転に成功した。後半もリードを維持。ジョシュ・ダンカンが23得点、アレン・ダーラムが21得点と攻撃を引っ張り、勝利につなげた。
次のリーグ戦は3月8日午後7時35分から、沖縄アリーナで広島ドラゴンフライズと対戦する。
キングス 29勝9敗
73―63(15―17,19―11,20―14,19―21)
三 遠 16勝22敗
守備プラン通り
桶谷大HC(キングス)の話 守備でプラン通りにできた。ガード陣が追い掛け続け、ずれができてもビッグマンがヘルプに行って簡単にシュートを打たせなかった。難しいシュートを打たせた。そこに尽きる。我慢強くできたのは良かった。