テラス、守備から流れつくり主導権渡さず 岐阜を振り切り3勝目 22-19 コラソン、トヨタ車体に屈する 23-32


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 前半の激しい守備から流れをつくったザ・テラスホテルズが、飛騨高山ブラックブルズ岐阜の追い上げを振り切った。

 開始直後に相手に先手を取られたが、テラスは上地涼奈のロングシュートを皮切りに7連続得点で逆転する。高い位置の6―0守備で相手からボールを奪い、速攻につなげるなど優位に立った。相手がタイムアウトで流れを切って、テラスの守備への対応を試みると、5―1守備に変更するなど相手に主導権を握らせなかった。

 後半は序盤に退場が出て数的不利の状況になり、相手の連続得点で点差を縮められた。それでも江藤美佳がサイドから7本中6本の高確率でシュートを決め、守備ではGK田口舞が何度も相手の攻撃を防いだ。

 今回の勝利で8位へ順位を上げた。東長濱秀作監督は「1つでも上の順位でホームに戻る」と語る。次のアウェーでの戦いも勝利し、最終戦となるホーム2連戦を目指す。
 (屋嘉部長将)


 日本ハンドボールリーグ(JHL)女子のザ・テラスホテルズは12日、岐阜県の飛騨高山ビッグアリーナで今季第17戦を行い、22―19で飛騨高山ブラックブルズ岐阜に勝利した。テラスの通算成績は3勝14敗で8位に順位を上げた。

 男子の琉球コラソンは愛知県の中村スポーツセンターで今季第18戦を行い、23―32でトヨタ車体に敗れた。通算成績は6勝11敗1分けで8位。

 テラスは前半に7連続得点で勢いに乗ると、GK田口舞の好セーブなどで点差を守り逃げ切った。

 コラソンは前半序盤から連続得点を許して主導権を握られ、後半に入ってもなかなか点差を縮めることができなかった。

 テラスの次戦は18日、熊本県の山鹿市総合体育館でオムロンと戦う。

 コラソンの次戦は18日、大阪府の大浜だいしんアリーナで湧永製薬と対戦する。

 


 (12日・名古屋市中村SCほか)

▽女子
ザ・テラスホテルズ(6)
 22―19(14―9,8―10)
飛騨高山(5)

▽男子
トヨタ車体(31)
 32―23(16―9,16―14)
琉球コラソン(13)

アースフレンズBM(6)
 38―30(24―13,14―17)
ゴールデンウルヴス福岡(0)

大同特殊鋼(27)
 32―30(17―11,15―19)
北陸電力(8)

トヨタ自動車東日本(12)
 35―32(16―14,19―18)
大崎電気(20)