コラソン、シュート精度向上に課題 東江監督「次につながる内容だった」


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琉球コラソン―トヨタ車体 果敢に攻める琉球コラソンの仲程海渡=12日、愛知県の中村スポーツセンター(琉球コラソン提供)

 コラソンは今月4日の前戦で敗れた1位のトヨタ車体と再びぶつかったが、今回も勝利を逃した。東江正作監督は「ノーマークで攻めるシーンをつくれていたが、5本くらい外してしまっていた」とシュート精度の向上という明確な課題を掲げた。それでも4日の試合と比較しつつ「15点から9点に点差が縮まり、次につながる内容だった」と前を見据えた。

 前半は立ち上がりで連続5失点と出はなをくじかれた。退場者を出している間に4連続で失点する場面もあり、差を広げられた。コラソンは東江太輝の精度の高いシュートや仲程海渡の連続得点などで食らいつき、9―16で折り返した。

 後半は逆速攻に苦しめられた。得点を奪いにいく過程でのパスミスや連係ミスからボールを奪われ、なかなか差を縮めることができなかった。依田純真の速攻が有効だったが、相手に焦りを感じさせるほどの点差には届かなかった。

 今季は残り4試合。実力が抜きんでた東江太輝を中心に、パスワークやシュート精度を高め、選択肢の多い攻めを展開できるかが勝利の鍵となる。
 (大城三太)


 日本ハンドボールリーグ(JHL)女子のザ・テラスホテルズは12日、岐阜県の飛騨高山ビッグアリーナで今季第17戦を行い、22―19で飛騨高山ブラックブルズ岐阜に勝利した。テラスの通算成績は3勝14敗で8位に順位を上げた。

 男子の琉球コラソンは愛知県の中村スポーツセンターで今季第18戦を行い、23―32でトヨタ車体に敗れた。通算成績は6勝11敗1分けで8位。

 テラスは前半に7連続得点で勢いに乗ると、GK田口舞の好セーブなどで点差を守り逃げ切った。

 コラソンは前半序盤から連続得点を許して主導権を握られ、後半に入ってもなかなか点差を縮めることができなかった。

 テラスの次戦は18日、熊本県の山鹿市総合体育館でオムロンと戦う。

 コラソンの次戦は18日、大阪府の大浜だいしんアリーナで湧永製薬と対戦する。

 


 (12日・名古屋市中村SCほか)

▽女子
ザ・テラスホテルズ(6)
 22―19(14―9,8―10)
飛騨高山(5)

▽男子
トヨタ車体(31)
 32―23(16―9,16―14)
琉球コラソン(13)

アースフレンズBM(6)
 38―30(24―13,14―17)
ゴールデンウルヴス福岡(0)

大同特殊鋼(27)
 32―30(17―11,15―19)
北陸電力(8)

トヨタ自動車東日本(12)
 35―32(16―14,19―18)
大崎電気(20)