【浦添】浦添市立当山小学校区で学童クラブ4施設を運営する明徳学園が市から補助金の打ち切りなどを通知されていた件を巡って、市は13日、市内15カ所で学童を運営している一般社団法人「放課後子育て支援ネットいろは」を明徳に代わる学童運営者に選定したと公表した。
同法人は明徳が運営する学童4施設について場所を含めてそのまま引き継ぎ、今いる職員の雇用も継続する方針を示している。
市は18日午前10時と午後8時から、当山小さくらホールで保護者向けの説明会を開く予定。
明徳学園が運営している学童4施設(公設1施設、民設3施設)には現在、132人の児童が在籍している。市は選考結果を受けて、いろは側に対して、保育料の増額など保護者の不利益が生じないよう求める文書を送った。
市の担当者は今回の選考結果について「有識者らでつくる選考委員会が最適な事業者を選んだ。行政としても利用者に不利益が生じないようしっかり支援していきたい」と語った。
(吉田健一)