那覇市の待機児童数、横ばい 10月で135人 「保育士確保や申込者とのニーズの違い」が課題


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
那覇市役所(資料写真)

 沖縄県那覇市の認可保育園などに入れない待機児童数は2022年10月1日時点で135人だった。21年同月は143人でほぼ横ばいとなっている。14日に開かれた市議会2月定例会代表質問で、新垣淑博こどもみらい部長が糸数貴子氏(ニライ)、我如古一郎氏(共産)の質問に答えた。

 待機児童の内訳は0歳児91人、1歳児35人、2歳児8人、3歳児1人。新垣部長は「待機児童が解消できていない主な課題としては、保育士が確保できないことによる定員割れや年齢別の定員数が申込者のニーズに合わないことなどがある」と述べた。

 市は新たな取り組みとして、毎年変動する年齢ごとの申込数に合わせて保育室を拡大・縮小できるよう、間仕切り工事などへの補助事業を23年度の一般会計当初予算案に盛り込んでいる。

(伊佐尚記)