ホテル・レストランの現場で働く全国の若者がサービス技能を競う「第17回HRSサービスコンクール」(日本ホテル・レストランサービス技能協会主催)のカレッジ部門で、沖縄職業能力開発大学校ホテルビジネス科2年の宮里遥実さん(20)が最高賞の厚生労働大臣賞(金賞)を受賞した。同校学生の金賞受賞は初めて。コンクールは9日に東京ビックサイトで開かれた。
カレッジ部門は全国から12人が出場。予選は筆記試験と、オレンジとキウイのカッティング、カクテルの実技が行われ、決勝は鶏のローストのデクパージュ(切り分け)、アイリッシュコーヒーの技術で競った。
宮里さんは本年度の技能五輪全国大会で銅賞を獲得。その後も放課後などに技術を磨き、コンクールで頂点に立った。卒業後は県内のリゾートホテルに就職することが決まっている。
「金賞を取れると思っていなかったので、うれしかった」と受賞を喜び「就職後も頑張って技能を磨き、将来は鉄板焼きにも挑戦したい」と話した。
(稲福政俊)