柔道の第66回全沖縄中学校新人大会は18日、県立武道館第3錬成道場で行われ、男子団体決勝は読谷が5―0で与勝に勝利し頂点に立った。
初戦の準決勝から1人も負けずに全勝で優勝を決めた。男子団体戦で読谷は先鋒(せんぽう)の伊東文汰が流れをつくり、大将まで一本で勝ちきる強さを発揮した。本来大将の桃原柚子季が体調不良で離脱したが、補員の伊東が穴埋め。本来の順序を変更しても各自が役割を果たした。
今大会は団体・個人で優勝候補がそろう南風原が、部員の風邪のために欠場を余儀なくされた。「前回大会は力負けした」という宿敵の南風原にどれだけ通用するようになったか、試したかったがかなわず。それでも前に出る柔道でそれぞれ投げ技に持ち込めた。打ち込みなど基礎練習の成果を実感。個人でも4人が優勝をつかんだ。
男子73キロ級でも圧勝した新垣怜王は「次も絶対、チームで個人で優勝したい」と自信を付けた。主将の徳村大輝は「みんな力が付いてきた。南風原とも僅差になっていると思う」と手応えは十分な様子で、「打倒南風原で中学総体は優勝して全国に行きたい」と闘志を燃やした。
(謝花史哲)