アスティーダ貴重な勝ち点 吉村和弘、2季ぶりプレーオフファイナル導く 卓球・Tリーグ


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 卓球ノジマTリーグの琉球アスティーダは18日、鹿児島県のあいハウジングアリーナ松元で木下マイスター東京と対戦し、1ゲームで勝敗を決めるビクトリーマッチの末に2―3で惜敗した。通算成績は10勝9敗で順位は2位。勝ち点を39へ伸ばし、KM東京とともに3月23日に東京都の代々木競技場第二体育館で行われるプレーオフファイナル進出を決めた。

 第1マッチダブルスは吉村真晴・吉村和弘が2―1で勝利した。第2マッチシングルスは有延大夢が0―3でストレート負け。第3マッチシングルスは木造勇人が1―3で敗れた。第4マッチシングルスは吉村和弘が3―1で勝利。ビクトリーマッチは吉村真晴が9―11で惜敗した。シーズン残り2試合で、次戦は23日、岡山県の津山総合体育館で岡山リベッツと対戦する。


 

 琉球アスティーダが、プレーオフファイナル進出を決めた。ビクトリーマッチで惜敗したものの、勝ち点1を獲得し、2季ぶりに木下マイスター東京との頂上決戦に挑む。

 吉村和弘がキーマンになった。第1マッチダブルスで兄の真晴と組んで出場。1ゲーム目を取られるも、巻き返して2―1で勝利した。2ゲーム終盤は9―9と競り合った。スマッシュの応酬が続いたが、最後は真晴のスマッシュで打ち勝った。今季初タッグという兄弟コンビは常に攻めの姿勢を崩さず、強打がさえた。和弘は第4マッチシングルスも粘り強さを見せて3―1で相手を撃破し、ビクトリーマッチへと持ち込んだ。この時点で勝ち点1を積んで、ファイナル進出をたぐり寄せた。

 張一博監督は「選手が4人しかいない中で、ダブルスの勝利は貴重だった」と吉村兄弟をたたえた。

 ファイナルは3月23日に東京都の代々木競技場第二体育館で行われる。昨季はファイナルに届かず、2年連続チャンピオンを逃した。チーム一丸で力を結集し、王者奪還を目指す。

(大城三太)