テラス、オムロンに26-31で敗れる 数的優位生かせず決め手欠く JHL


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 日本ハンドボールリーグ(JHL)女子のザ・テラスホテルズは、熊本県の山鹿市総合体育館で今季第18戦を行い、26ー31でオムロンに敗れた。通算成績は3勝15敗で、順位は8位のまま。テラスは必死にくらいついたが、最後まで追いつくことができなかった。次戦は25日午後1時半から、名護市の21世紀の森体育館でHC名古屋と対戦する。


 オムロンとのアウェー戦でテラスは必死に食らいつくも、最後まで追いつけなかった。相手はラフプレーから退場者が続出した。だがテラスは数的優位のチャンスを生かせず、決め手を欠いた。逆に速攻のカウンターを決められ、失点を重ねた。

 そんな中でも、樋口怜於奈はチーム最多の8得点を挙げる活躍を見せた。先日誕生日を迎え、20歳になったばかり。「若さと体力を生かして点を取りにいったが、チーム全体で攻めきれなかったことが今回の課題だ。焦りがあった」と振り返った。

 後半は上地涼奈が豪快なロングシュートを決めるなど果敢に攻め、点を取り合う展開に持ち込むが、最終的にはオムロンの地力が勝った。それでも樋口は、現在リーグ3位の格上の相手を5点差まで追い詰めたことが自信になったという。「次の試合ではもっと点数を取って勝ちたい」と意気込んだ。

(砂川博範)