コザ、鎮西学院に0-6で敗れる 攻撃で挑戦も実力の差に苦戦 サッカー九州高校新人大会女子


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 サッカーの男子第44回・女子大5回九州高校(U―17)大会(九州高校新人大会)が18日、沖縄県内各地で行われた。女子決勝トーナメント1回戦でコザは鎮西学院(長崎)に0―6で敗れた。男子は順位決定リーグ戦を行い、那覇西は2敗、宜野湾は1敗1分けだった。19日は男子のリーグ戦残り試合を行う。


 

コザ―鎮西学院 前線へパスを出すコザの嘉陽はるか(右)=18日、金武町陸上競技場

 昨年の全日本高校女子選手権に出場した鎮西学院に挑んだコザだったが、0―6と実力の差を見せつけられた。

 これまで守備を固める試合が多かったコザは、「攻撃面でチャレンジ」(我部志季監督)と果敢に攻め込んだ。サイドを駆け上がった幸地梨紗がセンタリングを上げたり、ボランチの嘉陽はるかが前線へパスを供給するが、相手の守備陣に阻まれ、ゴールまでつながらなかった。

 前半序盤から鎮西学院に攻め込まれるコザだったが、GK外間璃子が何度もセーブした。しかし、15分に中央からのミドルシュートに外間がわずかに届かず失点すると、その後もサイドを中心に崩され、追加点を許した。

 九州で1勝することを目標にしていたが、パス精度や連係、状況判断など課題が見えた。年度が変われば、昨年ベスト4に終わった県インターハイが控える。幸地は「走り込みをし、球際を強くして、シュートを打たせないようにしたい」、嘉陽は「サイドから崩せるように攻撃を組み立てたい」と意気込む。

(屋嘉部長将)