コラソン7位に浮上、湧永に39-32逃げ切る 堅守が光り、速攻で得点 JHL


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 日本ハンドボールリーグ(JHL)男子の琉球コラソンは18日、大阪府の大浜だいしんアリーナで今季第19戦を行い、39ー32で湧永製薬に勝利した。通算成績は7勝11敗1分け。順位を一つ上げ7位とした。コラソンは後半、点の奪い合いとなり、追い上げられたが、7点差で逃げ切った。次戦、23日午後1時から那覇市の県立武道館でトヨタ自動車東日本と戦う。


 

琉球コラソン―湧永製薬 守備をかいくぐり、シュートを狙う琉球コラソンの小林歩夢=大阪府の大浜だいしんアリーナ(琉球コラソン提供)

 コラソンは高い位置から相手に圧をかける堅守が光った。自陣でボールを奪う場面も多く、速攻から得点へつなげた。東江太輝が9得点、仲程海渡が7得点とチームを引っ張った。今月チームに加入した長野県出身で中部大の小林歩夢が、185センチの高さを生かし、リーグ初得点を記録した。

 圧巻は6点目のスカイプレー。連動した質の高い動きで守備を崩した。石川出が右から中央へ移動した依田純真にシュートフェイントからボールを託す。依田は左からゴール中央に切り込んでいた東江へ、あうんの呼吸でパスを通した。東江が「狙っていた形だった」と空中でボールを受け、そのままゴールへ押し込んだ。その後も垣花涼の3連続得点などで手を緩めず、12点差で折り返した。

 後半は沖縄出身の川上勝太の得点などで湧永製薬に追い上げられた。残り5分で3点差とされたが、東江や仲程の得点で再び引き離しに成功し、逃げ切った。

 次戦は県立武道館で前回引き分けたトヨタ自動車東日本を迎え撃つ。東江は「ホーム戦未勝利で、順位を上げるためにも次の1勝は大きい。ファミリアの皆さんに勝ちをプレゼントしたい」と決意を込めた。

(大城三太)