西崎(女子)、与那原を圧倒し団体優勝 1年生コンビが主導権 柔道・全沖縄中学新人大会


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 柔道の第66回全沖縄中学校新人大会は18日、県立武道館第3錬成道場で行われ、女子は西崎が2―0で与那原に勝ち優勝を飾った。


 

女子団体戦 西崎―与那原 投げを仕掛ける西崎の中堅・喜久里野々花(右)

 優勝候補の南風原が部員の風邪で棄権し、2校対決となった女子団体は西崎が与那原を圧倒し優勝を飾った。先輩がけがで欠場し、盛島徠奈、喜久里野々花の1年生チームとなった西崎だったが、いずれも小学1年から慣らした体さばきで最後まで主導権を渡さず。優勝をつかんだ2人は「うれしかった」と声をそろえた。

 互いに2人チームで対戦。中堅の喜久里は開始から攻め立て、投げ技と抑え込みで合わせ技一本を決めた。大将の盛島は寝技に持ち込み、けさ固めで勝利を手にした。小学校は違うが、1年の頃から糸満署で一緒に打ち込んできた。当時から南風原の強さは知っていた。そこを目標に、「中学で一緒にやろう」と勇んで入学した。それだけに今回楽しみにしていた南風原と戦えず悔しさも残った。

 次に対戦できるのは中学総体。喜久里は「絶対倒したい」と声を張り、盛島も「力強い相手だけど先に動く柔道で勝てるようにしたい」とさらなる練習に励む。

(謝花史哲)

 

女子団体で優勝した西崎中