「双子対決」兄に軍配 柔道男子50キロ級 一瞬をつき内股を決める 全沖縄中学新人大会


社会
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 柔道の第66回全沖縄中学校新人大会は18日、県立武道館第3錬成道場で行われ、最も出場選手が多かった男子50キロ級は決勝で古堅航大(琉大付)が古堅雄大(昭薬付)に内股で一本勝ちを決めて優勝した。


 

男子50キロ級決勝 双子の兄弟対決となり、互いに技を掛け合う(左から)古堅雄大(昭薬付)と航大(琉大付)

 古堅航大(琉大付2年)と古堅雄大(昭薬付2年)の双子対決となった男子50キロ級決勝。小学1年から一緒に競技を始め、性格も手の内も知っている相手なだけに、開始から激しい組手争いで火花を散らした。一瞬の攻防戦。奥襟をつかんで好機を広げた兄の航大が内股を決めた。

 一本の判定で勝負あり。航大は「中学になって初めての優勝、うれしい」と笑顔だった。負けたものの、雄大も初めての準優勝に「うれしい。けど悔しい」と笑った。

 いとこの影響で柔道を始めて進学校に通いながら勉強もスポーツでも上を目指してまい進中の2人。「中学総体優勝を目標に頑張りたい」と文武両道でトップを目指す。

(謝花史哲)

 

男子個人各階級の優勝者